公開質問状に対する平島元副学長の回答への糾弾文

 

 熊野寮自治会では京都大学当局が昨年12月に出した2名への大学敷地内立入禁止措置についてその根拠や認識を問う公開質問状を京都大学湊総長・平島元副学長・瀧本元学生課長宛に提出していました。しかし、それに対する平島元副学長からの回答は、こちらの質問に何も答えていないものでしたので、熊野寮自治会として糾弾します。

 

 今回の立ち入り禁止処分について、平島元副学長は「京都大学として」決定したと述べているのにもかかわらず、この取り決めに京都大学の構成員である我々学生が関わる余地は全くありませんでした。これに基づき熊野寮自治会は、公開質問状にある通り、今回の処分に関して決定した具体的な会議体はどこか、どのような理由に基づいて処分しているのかなどの学生に説明されていないことを問いましたが、平島元副学長からの回答には、「京都大学として適正な手続きを経て決定した」としか書かれていませんでした。我々は、今後京都大学当局との議論を重ねるにあたり、平島元副学長の言う「適切な手続き」なるものの具体的な内容が知りたいのであって、通り一遍の返答を求めているのではありません。

 また、そもそも、我々はこの手続きが適正でなかったと考えています。大学にとって「適切な手続き」とは本来、学生とも協議し、大学の全ての構成員が納得できる様な手続きのことであるはずです。しかし平島元副学長および京大当局は彼らの中だけで処分の内容を決定し、学生にその理由を公開しなかった今回の処分をも「適切」といっているのです。このことは京都大学当局が学生の意見など微塵も気にしていないことの現れと言えるでしょう。

 

 このような、学生の意見をまったく反故にする京都大学当局の傲慢さは、今回の件に限ったことではありませんでした。近年でも当局は保健診療所の廃止やタテカン規制など、学生の福利厚生や自主的活動の余地を一方的に剥奪してきました。これらの態度は学生に許されるはずがなく学生たちは反対の声を上げてきましたが、当局はそのような学生に懲戒処分を下し萎縮させることで諸改悪を強行してきました。

 

 我々が問うた立ち入り禁止の理由に関しても「立ち入り禁止の対象とした者2名にかかる立ち入り禁止の理由等についてはお答えしかねます」と内容の無い回答となっています。それに加え、あろうことか「令和4年12月19日付『京都大学敷地内立ち入り禁止の通告』及び『学外者の敷地内立ち入り禁止について(2022年12月19日)』について今後、同様あるいは類似の質問をされたとしても上記以上の回答はしかねます」と今後質問をされたとしてもこれ以上回答することはないと断言しています。

 これはすなわち、京大当局は今後も学生と対話の機会を設けるつもりはないということです。かつての対話を重視していた京都大学はもうありません。理事会の意向が最優先され、そのためならば学生の弾圧もいとわない大学へと変貌してしまったのです。

 

 以上で述べてきた通り京都大学はもはや学生と対話する意志はなく、自分たちの利益のためにむしろ学生を弾圧する大学へと成り下がりました。このような大学を作ってきた京大当局を許してはなりません。学生全員で当局を糾弾していきましょう。

 

以上

 

2023年4月29日

 

京都大学熊野寮自治会